利回り18% この高分配ファンドでラクラク生活ができる

利回り18% この高分配ファンドでラクラク生活ができる

超高利回りファンドはこんなにある。年金・給料不安を吹き飛ばす

著:明地文男

書店発売日:2010年7月23日
定価:1,500円+税

今、投資信託の「毎月分配型ファンド」がたいへんな人気を集めています。 このファンドは名前の通り、分配金を毎月受け取ることができます。 そのため、従来は年金感覚で買い付けるシルバー世代が中心でしたが、最近は「高利回り」に注目し、幅広い年齢層が購入しています。 例えば、ここ1年ほどは、毎月連続して、買付額が解約額を上回っており、10年3月末には、投信(追加型公募株式投信)残高の6割を占めるに至っています。 人気の秘密は、驚くほどの高利回りです。 毎月分配型ファンドは価額(価格)が下がれば、利回りが上昇します。 08年9月のリーマン・ショックによる世界大不況で、ファンドも大暴落し、価額が半分、3分の1まで暴落する銘柄が出現しました。 価額が半値なら、利回りは2倍、3分の1なら利回りは3倍にもなります。 大暴落時から少し回復したとはいえ、まだまだ安値圏に留まっている銘柄が多く、今でも高利回りを享受できます。 本書は高利回りの毎月分配型ファンドを39本掲載していますが、利回り18%以上は3本、15%以上なら10本、10%以上なら36本もあります。 また、今後、ファンドの価額が下落すると、利回り20%以上となる可能性が十分あります。 実際、大暴落時には利回り30%超の銘柄も出現しています。 本書は毎月分配型ファンドを「ハイ・イールド債券」「エマージング債券」「グローバル債券」「グローバル・リート」「Jリート」、以上5つのジャンルに分け、ファンドの特徴を紹介しつつ、どれを買い付ければ有利なのか、具体的に説明します。 また、ファンドの特徴を簡単に比較できるよう、各章末に「高利回りファンド・ガイド」を掲載しました。 毎月分配型ファンドに関しては、「複利効果が生かせない」「税負担感が大きい」等の批判があります。 しかし、キャピタル・ゲイン(値上り益)ではなく、インカム・ゲイン(分配益)のみを目的とする。安値圏の今、買い付ける。いったん買い付けたら、原則、上げても下げても売却しない。 このようなルールで投資するならば、デメリットはかなり軽減します。 さて、私は自分年金(自分で資産運用し年金を組成する)として、5本の毎月分配型ファンドを保有、毎月約33万円の分配金を受け取っています。買付総額は約2200万円で、運用利回りは18%を超えています。 本書に掲載したファンドは、私が購入、及び購入を検討したファンドのみです。 したがって、利回りランキングもこれらの銘柄に限定されており、全ファンドを対象にしたものではありません。 また、利回りの計算は直近の分配金(1カ月)を12倍し、直近の価額で割った「予想利回り」(税込)です。また、グラフや表は、四捨五入や投信会社独特の計算方法により、合計して100%にならない例があります。 なお、文章・データ等で、日にちの記載が無いのは、原則として10年3月1日です。 また、銘柄名は独自に省略していることがあります。 本書を参考に、高利回りの毎月分配型ファンドをうまく活用し、「ラクラク生活」を楽しんでいただければ幸いです。著者

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