自然エネルギーの罠
化石燃料や原子力の代わりになり得るエネルギーとはなにか
著:武田恵世
書店発売日:2015年2月28日
定価:1,800円+税
ISBN:978-4-87177-327-0
自然エネルギー、再生可能エネルギーという言葉のイメージに惑わされていませんか? ほんとうにそれは環境に優しく、人にも優しく、人類の未来を明るくしてくれるものなのでしょうか? 本書では、ほんとうに役に立つ自然エネルギーと、イメージばかりで役に立たない自然エネルギーの違いを、徹底的に検証しました。
目次
I 自然エネルギーを推進することで原発を止められるか
II なぜ日本で盛んに自然エネルギー発電所が造られるのか?
III 風力発電の罠
IV 太陽光発電の罠
V 自然エネルギーの現状と未来
VI 自然エネルギーによる様々な発電方法を検証する
VII 水力発電
VIII 地熱発電
IX 災害に強いエネルギー
X エネルギーの将来への問題
XI エネルギーの未来予測
前書き
私は、風力発電の実態について更に徹底的に調べ上げました。その結果わかったことを、『風力発電の不都合な真実』(アットワークス)という本にも書きました。それからも、自然エネルギーについて更に調査し続けてきました。調べる際のポイントは、
1.化石燃料の消費量を削減できるか?
2.自然環境に優しいか?
3.人間生活に悪影響はないか?
4.利益は得られるか?
5.将来性はあるか?
6.成功例はあるか?
でした。
その結果、ほんとうに将来性のある良い自然エネルギーと、イメージだけで将来性のない悪い自然エネルギーの2種類があることがわかりました。イメージだけで実用性のない悪い自然エネルギーをいくら増やしても、原子力発電所や火力発電所を減らすどころか、むしろ増設が必要になることもあります。
自然、という言葉のイメージに惑わされ、自然だからすべていいものだろうと思いがちな自然エネルギーとは、ほんとうはどんなものなのでしょうか。ほんとうにそれは環境に優しく、人にも優しく、人類の未来を明るくしてくれるものなのでしょうか。
この本では、私が行ってきた調査結果を、わかりやすく対話形式で書いていきたいと思います。
私たちは、言葉のイメージからか、ついつい「自然エネルギー」はいいものだと考えてしまいがちです。しかし、それは一種の甘い罠でもあるのです。
武田恵世(タケダケイセ)
1957年三重県伊賀市生まれ
大阪歯科大学卒業、歯学博士
大阪大学附属病院、天理病院をへて、三重県伊賀上野市桑町で歯科医院を開業
日本生態学会、日本鳥学会会員
伊賀市環境保全市民会議レッドデータブック作成委員会委員長
環境省希少動植物種保存推進員
三重県公共事業環境検討協議会委員
介護認定審査会委員
三重県レッドデータブック作成委員会委員など
著書:『風力発電の不都合な真実』(アットワークス)、『伊賀のレッドデータブック』『三重県レッドデータブック』(いずれも共著)など
自然環境関係の論文:風力発電機による鳥類の繁殖への影響、日本列島におけるタカの渡り、カモ科鳥類が越冬する池の環境条件など
自然エネルギーの罠
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