明治思想における人間と国家
植手通有集1
著:植手通有
書店発売日:2015年6月3日
定価:3,000円+税
ISBN:978-4-87177-330-0
刊行にさいして 植手久美子
I 明治草創――啓蒙と士族反乱――
はじめに
第一節 明治の啓蒙思想――福沢諭吉を中心として――
第二節 明治政府と開化物
第三節 士族民権論と士族反乱――過激政論雑誌を中心として――
II 中江兆民と『三酔人経綸問答』
はじめに
第一節 民権運動最盛期の兆民
第二節 三人の登場人物
第三節 『経綸問答』の主題
第四節 紳士君の思想
第五節 豪傑君の思想
第六節 南海先生の思想
III 蘇峰の平民主義と羯南の国民主義
はじめに
第一節 蘇峰の平民主義
第二節 羯南の国民主義
おわりに
IV 日清戦争後における陸羯南
はじめに
第一節 戦後経営への反抗
第二節 自由主義的側面の効用
第三節 過去の発言についての弁明
第四節 帝国主義=軍国主義批判
第五節 欧州列強との勢力均衡の保持
第六節 日露戦争下の対外的発言
おわりに
あとがき
植手通有
1931年愛知県生まれ。東京大学文科Ⅰ類卒業。丸山眞男に師事し日本政治思想史を学ぶ。修士論文は「徳富蘇峰論」、博士論文は「陸羯南論」。1971年成蹊大学法学部政治学科教授。1995年成蹊大学を退職。著書に、『日本近代思想の形成』(岩波書店)、『武蔵野市百年史記述編I』武蔵野市)。ほかに、「明治啓蒙思想の形成とその脆弱性」(『日本の名著34 西周・加藤弘之』中央公論社)、「対外観の展開」(橋川文三・松本三之助『近代日本思想史大系第3巻近代日本政治思想史』有斐閣)、「解題」(植手通有編『明治文学全集34徳富蘇峰集』筑摩書房)、「平民主義と国民主義」(『岩波講座日本歴史16近代3』岩波書店)、『明治草創=啓蒙と氾濫』(社会評論社)、『日本思想体系55渡辺崋山・高野長英・佐久間象山・横井小楠・橋本左内』『丸山眞男回顧談』(岩波書店)などがある。2011年7月逝去。
明治思想における人間と国家
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